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 スポーツ祭東京2013レポート 山本昌孝  
 
本番まで
選考レース天草(エリート)では、スイムで後ろから3番目になるも、偶然バイクの展開に助けられ、国体の出場の権利を手に入れることができた。国体出場権獲得当初は「参加できることが一生の記念」と考えていたが、本番までの過程で、佐賀県トライアスロン協会の方々や、普段は一緒に練習していて自分とレベルがそう変わらない仲間達、またそれまでお会いしたことがなかった方達からも、多くのサポートをいただいて参加させてもらうことを強く感じ、次第に「このレース、出るだけでは終われない」という想いが強くなっていた。
期間的には短いが、8月末にIRONMAN CANADAに出た後、ショートの特にエリートレースで勝負することを目標とした練習に全力を注いだ。特にスイムは可能な限り毎日泳いで、100×15本90秒サークルオール85秒以内で回すくらいまで、バイクは集団高速走や峠などで短い高負荷のトレーニング、ランもインターバルを中心にスピードを意識した練習を行い、自分なりに最高のコンディションで本番を迎えることができた。
 
三宅島入り(レース前日、試泳、試走)
スタートはエリートレースならでは、ポンツーンからの飛び込みスタート。
トライアスロンで飛び込むことはそうないから、飛び込みスタートは初めて。とは言っても、こちらとてエリートレース五戦目、JTU認定記録会でも飛び込むし、その練習でも飛び込みをしてきたから、佐賀県女子代表牧瀬さんに「頭を下げてストリームラインを取れば大丈夫ですよ。」と余裕のアドバイスをしてからの飛び込み一回目、見事にゴーグルが外れ、しかも、なんと…コンタクトが外れる!
海の中を必死で探…す間もなく、右側の視界を半分失う。。。
「距離が半分なら、視界も半分で十分や~!!」とか言ったとか言わなかったとか…
の前に、普通に飛び込んでみせた牧瀬さんから予備コンタクトをもらうという醜態を晒す。
次からレースには予備コンタクト必携で。
翌日のレースに備えて寝る前に、荒天によりスプリントの距離で行うことが知らされた。これまでロングの練習が多かった自分にとって、有利に働く変更ではないが、どちらにせよ集中してやるだけと覚悟を決めた。
 
スイム  750m 16:08 32位/47
スタート並び順は昨年の順位ずつコールされ、早い順に好きな位置を選ぶ。
全員コールされて並んだら、例の如く、(1分前も10秒前もなく)いきなり、オンユアマーク、プアーとスタート!!
一斉に飛び込んだわりに自分の周りでは特にバトルにならず、泳ぎ出す。
問題の飛び込みは集中しているからかビシッと決まりゴーグルも無問題。
375mを二周回だが、スタートダッシュで遅れず、まだ集団の中、まだ離されていない、と思っているうちに、折り返し。
同じ集団内に、今回同宿同室でお台場完走経験ありの長崎の野崎選手、さらには菅沼プロらしき姿が見える!これはいい!とかなり手応えを感じながら泳ぐ。
二周目も問題の飛び込みを片足飛び込みで見事にクリア。
最後までいい緊張感の中、オーバーペースにならず自身最高の位置でスイムアップ。
スイムアップ後、バイクまでの長い登り坂、16秒間に12人がいる大混戦。この集団絶対に離さないと文字通り一秒を争う緊張感あるトランジット。
ヘルメットが恐らく風でバイクから落ちていて一瞬ない!?と焦るもすぐ見つけて無事にトランジットを終え、バイクに飛び乗り靴を履きながら集団を逃さないように先を急ぐ。
 
バイク18.4km32:57 29位/47
バイクスタート直後、人が混み合っている中、二個前で東京の選手が転倒!既に僕は靴を履いてしっかり両手ハンドルだったから無事にかわす。
集団には2010デュアスロン日本選手権チャンピオン栗原選手。5、6人の集団だがバイクでは栗原選手は当然格が違うから、ずっと牽いてもらうのも悪くないと思ったが、相当きつかったが、後ろでただただしがみついているだけも楽しくないし、挑みたくなり、あえて前に出る。 出たら、メチャクチャキツいけど、超楽しい!!
バテてる人を千切ったり、吸収したり抜き去ったりしながら、集団は進む。
コースは一周回ごとにキツイ登りを含む4周回。登りではかなり厳しく、さらに下りではスピードが出るので、順番毎にきれいにはローテーションしないが、超アップアップのまま、また出る!
が、ショートであればエリートでもこの位置でなら僕のバイク力が通用はするが、さすがにデュアスロンチャンピオン擁する集団で牽き合って最後までいけるほどは走れず、無理も祟って半分くらいで、登りで集団から千切られる。。
結果的には、全く前に出ず、ずっと引っ張ってもらったとして、もしかしたら2つや3つ順位が変わったかもしれないが、勝負の経験は、絶対に勝負にいかないと手に入れられないものだと思う。ただ、レースが終わって数日経ってから、前半は出ず、後半牽く作戦で行ったら、もしかしたら、もっと先にもっと違う景色が見えたかもしれないと、新たな欲も出てきた。
千切れた後、バテバテでダラダラ走って終わりなら、前半勝負に行ったリスクが大き過ぎたと思うが、滋賀の学生に追い付いてなんとか二人で残りを走って、最終周、最後の急なカーブを抜けてキツかったけどなんとかバイクも終わ‥
えっ!?もう??
という感じで、曲がったらいきなり降車ラインで、急ブレーキしたけど間に合わず、諦めて線の上を30km/hrくらい?で通過した。
トランジットを終えて走り始めたが、今降車ラインを完全に越えたよな!?と焦り、動揺する。
 
ラン5.0㎞ 18:56  33位/47
滋賀と一緒に並んで(確か僕が前で)トランジットに入ったが、出るのは自分が5秒遅れた。走り出してなんとか追いつこうとするも相手が速い。走って5秒取り返せないなら他で挽回するしかない。トランジットのシミュレーションなど練習をすればもっと速くいけるはず。
ペナルティボックスに自分の番号は張り出されていなかったが、失格になるのはさすがに避けたかったので、ランの中間地点で自主的にペナルティボックスに入った。
「え?君の番号はないぞ」
「いや自分は線を越えた」
「ない」
「やった」
と無駄に押し問答し、時間をロス、納得がいかぬまま、行っていいと確認はした(ボックスにも入った)ので、走り出した。
結局、自分よりランが速かった滋賀県選手は遥か前、後ろは幸いにかなり差があったため、この失敗は順位には影響はなく助かったが、前後がかなり空いていることも重なり全体的に集中力に欠いたランとなってしまった。
一瞬のことで今となっては分からないが、もしかしたら奇跡的な運動神経で無意識に飛び降りた…のか…!?
次からどこから靴脱いで減速すべきか事前に(レースペースで)やっておきたい。
しかし、やはりエリートのランはやはりみんな速い。自分の今のレベルなら頑張って走っても、走れてる相手ならまず抜けない。抜けるのはよっぽど潰れた人だけだ。
バイクでいくら頑張って牽いても、結局最後の順位は同じ集団の中のランの走力で決まる。
最後ランで勝負できるような走力を付けないといけない!
今回自分にとってランが一番課題だと感じた。
総合1:09:19 26位/47
 
とにかく今回凄くレベルの高い中で試合ができて、とてもいい経験になった。
お台場出場、さらにもっと上の完走レベルとはまだまだ差があるが、今回、頑張って練習して、お台場級の人を含む集団でスイムが上がれたことが最大の収穫だった。
ランももっと強化できたらもっと勝負できてもっと楽しくなると思う(無論バイクも)。
今回、九州代表の方々と一緒の宿でずっと共に行動し、色々話もさせてもらえて、とても勉強になったし、たくさん繋がりができたことも大変ありがたい貴重な経験だった。この経験を記念だけに終わらせず、次に繋げて行きたいと思う。
 
最後になりましたが、同行・監督いただいた渡邉先生、女子代表牧瀬さんにはレース前中後ともに大変お世話になりました。また、この貴重な経験をさせて下さった佐賀県トライアスロン協会久保会長、事務局大坪さんはじめとした佐賀トライアスロン協会のみなさま、いつも一緒に練習していただいているみなさま、送り出してくれた会社の同僚、常時熱烈サポートいただいている家族に感謝したいと思います。
 

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管理人:高取